2008/03/20

ADELE 19

私はCDを月に3.4枚買うのですが久々にうわっ!というほどのアルバムに出会いました。 歌もジャケットも最高です。

London出身のアデルという、のびやかで温度、湿度感があり(温度や湿度という表現を使うとおかしいかもしれませんが彼女にはぴったりだと思いました)それと同時にハスキーな声の持ち主のSoul Singerで本当に本当に彼女のアルバムからソウルを感じました。解説ではスモーキーボヴォイスって言われていますね。

ラジオで流れていたChasing Pavementsという歌にすっかり心奪われ、日本盤の発売を心待ちにしていました。解説を読んでいて彼女の歌に対しての気持ちに共感しました。
アデルのように全ての作詞作曲をして歌を唄うことが出来る人はすばらしいと思います。音楽は一瞬にして人の心を1つにしたり、聴き手の色んなシーンに彩付けをしてくれます。

私は服をデザインしたり、シーズンの全体を構成したり、するときによく歌詞を読むのですが歌詞の中での言葉の選び方や癖、表現方法、文字の埋め方がとても洋服のデザイン、細かなところの仕様を考える作業に似ているような気がします。
たくさんの似た言葉のなかからその言葉を選んだ理由を想像してみると歌手をもっと知れるような気がします。そしてこんなにいい声で唄えるアデルはどんな気持ちなんでしょう。
Furnishingを着てくださるお客様に服を通して何かを感じてもらえたらとても幸せです。
アデルのようにSOULのある服を作ろうと思いました。

2008/03/17

GOUDE

Jean Paul Goudeジャンポールグードは70年代からアートディレクターとして活躍し、今なお多くの人を魅了しています。私もその中の一人で敬愛しているアーティスト、ナンバーワンです。
私が最初にグードの作品を目にしたのは15、6歳の時でした。デパートの化粧品カウンターの前で釘付けなってしまいました。それはコケットで艶やかなVanessa Paradisヴァネッサ パラディが赤い紐に足をつながれ、大きなCOCOのボトルを抱えている姿でした。
あの衝撃は今でも忘れません。Vanessaもステキだったのですが小鳥を連想させる姿に赤い紐・・・・、この紐がとても印象的だったのです。
まだこの頃はアートディレクションと言う存在があることも、グードのことも全く知りませんしインターネットもない時代で調べることなかったのですが頭の片隅に鮮明に残っていました。それから5年後ぐらいでしょうか、パリのマレ地区の本屋でグードの作品集を見つけたのです。グードという名前が分り、当時ロンドンに住んでいたので学校が休みになるとパリに行き資料を探し回りました。ギャラリーラファイエットの広告も手がけていて地下鉄のホームには大きなポスターが貼られていました。
毎回これを見るのが楽しみでサイズ違いやショット違いの前でよく記念撮影したものでした。そこからグード熱が高まり、5年ほど前のPlume Aritaプリュームアリタ(Furnishingの前身レーベル)の秋冬でジャンポールグードをテーマにしたコレクションをしました。
グードの作品はエレガントで全てにおいて筋が通っていて一目見たらグードの作品と分かるものばかりです。
エレガンスの中にくすっと笑ってしまいそうなポイントがあったり、びくっとするような鋭さがあったり、ひとつの作品に相反するイメージが入っています。そしてフランスのエスプリが所狭しと感じることができます。グードの計算されたイメージはいつも私の制作ヒントになっています。
私のデザインするFurnishingはClassic-Avant Garde とChic-Popをキーワードにデザインしています。これはグードの影響がとても強くあります。

いつか、グードに写真を撮ってもらいたいです。 そして弟子になりたいです。
こんな夢は子供みたいですが、近い将来ムッシューグードにお目にかかりたいです。
夢は大きく!願い続けるものです。
私のデスクの前にシャネルの広告写真を貼っているのですが、シャネルのロゴの上にはFurnishung とFurnishing yukiのネームをはっています。毎日、いつか!!と願っています。
グードと会ったときに何を話すか考えなければいけません!!キャッ。

2008/03/04

ブログdebut!



ドレス、ジュエリー、アクセサリーレーベル
Furnishing(ファーニッシング)の
有田輸羽木です。
毎日新しく出会うことを書き綴って行きたいと思います!

今日は2月19日に行ったビョークのライブについて書きます。
横からステージを見下ろしながら、しかも音が割れる聞こえるというあまり良い席ではなかったのですが かなりパワーをもらいました。
誰も真似することの出来ないビョークのオリジナルをあらためて観てやっぱりこの人すごい・・・・と感動しました。
オリジナルを表現し続けるアーティストはほんとにリスペクト、私もそういう風に活動していきたいと再認識しました。
パワフルに歌う曲も多いのですが、スローな曲にのせたひんやり氷のような気持ち良さに似た不思議な声の魅力が好きな理由の一つでもあります。
これを機会にもう一度ビョークの作品を聴きなおそうと思いました。