2008/07/31

アンクレット


ゴールドのアンクレットはティーンの頃からずっと欲しかった。

Goldのチェーンだからお色気過ぎたり、安っぽかったり、水っぽかったり、探しても気に入ったものが見つからない。探してもないから、いつか絶対作りたいと思っていた。
アンクレットってアイテムとして結構、際のものだと思う。
女を表現するには一番分りやすいアイテムのジュエリーなのかもしれない。ただ、全体の姿のバランスを考えずに身につけると、いきなりお色気むんむんのおねーさんになったり。
長さがと垂れ具合、あとは身付ける人の全体のコーディネート、そしてキャラ? 女度高いアイテムをいかにムンムンに飾らないか・・・。
これってもしかしてアンクレットだけではなく、女像の話かもしれない。
なくてはならぬが、ありすぎてはならぬという話。
お色気過ぎず、水っぽくならないようにするには・・・?と、考えた。
イメージとしては小麦色の健康的な綺麗な脚に1本の光る線。
はつらつとした様子ではあるけど艶やかな女。
スタイリスト、轟木節子さんもこのアンクレット買ってくれて、その後コラムでこんな逸話を書かれていた。
フレンチの女優、BBことブリジットバルドーがドレスコードのあるレストランに行ったときの事。
裸足の(何故か?)入り口のボウイに呼び止められ入店を断られた。BBは黙ってゴールドのアンクレットをした脚をボウイに差し出すと入店を許されたという。 ゴールドのアンクレットは女を際立たせてくれる力があるのだと思った。

そんなアイテム、たくさんはない。それでいい。

今思えば、ティーンの頃気に入ったアンクレットがなくて良かったのかもしれない。だって、十代はまだ少女を楽しめばいいじゃない?少女でいれる時期なんて人生の一瞬。
だいぶん前に年上の男友達に言われたことがあった。若い事に浮かれるな、おじさん、おばさんでいることの方が人生長いのだから・・・。だいぶん極端な話ではあるけど、確かに・・・とおもった。30代になった今、今更、少女を楽しむと気持ち悪いことになりそう。

そう、今からは女を楽しめるのだ!

装いの足し算、引き算で自分のスタイルを築いて行きたいものだ。
そして60歳になってもタイトスカートのミニ丈にフラットシューズ合わせ足元にはアンクレットが光る、そんな脚。
鍛えておかなければ。

Furnishing yuki  18ct アンクレット¥50400

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